ハリウッド女優からモナコ公国の王妃となったグレースケリー。
妊娠しているときの大きなお腹を隠したと言われるケリーバックは
あまりにも有名ですが
彼女が押し花アーティストだったって、ご存知でしたか?
9月8日(木)〜26日まで、東京松屋銀座で行われている
「グレースケリー展」を見てきました。
ハリウッド女優時代の貴重な写真や映像から、
35人の職人が6週間かけて縫い上げたといわれる
純白のウェディングドレスを忠実に再現したもの、
そして身につけていたジュエリーなどを
間近で見ることができます。
私がオススメしたい見所を3つほど。
1つめは、サンローラン、エルメス、シャネル、バレンシアガなど
今もモード界で確固たる地位を築くメゾンが手がけた
オートクチュールのワンピースやコートなどです。
階下の松屋の婦人服売り場に置いてあっても不思議でないほど、
古さを感じさせない見事なデイリークローズ。
女性の身体をいかに美しく見せるか
いかに色で人を惹きつけるか
一時の流行で終わらず、いつの世も限りなく女性を美しく見せる
永遠のモードのエッセンスが見てとれます。
2つめは、エッジのきいたアクセサリー類です。
バッグ、帽子、サングラスなどのアイウエア。
驚くほど大胆で楽しいデザインでした。
スタンダードな服に、こんなふうにアクセサリーをあわせると
品良くあかぬけるというお手本。
3つめは、グレースケリー自身が製作した
10数展の押し花作品です。
公妃のバラ「グレース・ドゥ・モナコ」という名のバラや
熱心なバラ愛好家だったことは有名ですが
グレースケリーは「都市にも自然を」という信念を持ち
フラワー・コンテストを主催したり
博物館や駅や病院を花で飾る活動をしたり
また、花に関する著書まで残しているそう。
そして、電話帳を重しにしてせっせと押し花を製作する
押し花アーティストでもあったそうです。
伝説のクールビューティーの
知られざる一面が見られる、充実した展示内容でした。
貴重な機会なので、まだのかたはぜひご覧ください!
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