昨日もいくつかブログへのご質問をいただきました。
「働く女性にスカートはふさわしくない?」
「花柄の洋服はダメなの?」
いえいえ!全くそんなことはありません!
この点、補足して説明させてくださいね。
の記事で、基本の10着にパンツばかりを入れていたので
そうしたご質問をいただいたのだと思いますが
これはあくまで私の場合です。
人によってそれぞれ異なる、基本のボトムス選びは
「キャラと体型」がポイントになります。
私がパンツを基本の服にする理由は3つあって、
私、生まれつき「ぽんぽこタヌキ顔」なんですよ(汗)
顔の輪郭も目も鼻も全部丸っこくて、全然シャープじゃないんです。
私のようなタイプが、ふんわりスカートやフリルやリボンなど
スイートなものを身につけると、甘々すぎて、
「この人に仕事任せて大丈夫?」って感じになります。
フリルやリボンは、子供服で多用されるものでしょう?
どうしても幼い印象にひっぱられて
仕事の場で相手に与えたい印象からかけ離れてしまう。
さらに私、生まれつきの「老け顔」です。(二重苦)
なんたって小学生のときのあだ名が「マダム」でしたから!
大昔から年齢より老けて見られたので、
(よく言えば)落ち着いた雰囲気が私の持ち味なのだな、と。
老け顔にバルーンスカート、老け顔にフリル。
だいぶヘンよね?
だから、私は基本の服をパンツというメンズライクな「辛口」にし
キャラとのバランスをとっているわけです。
3つめに、身長が高く大柄なので、
パンツのほうが体型を活かした着こなしができるからでもあります。
100人いれば100人の「キャラと体型」があるわけで
私と同じタヌキさんでも、女性らしく優しげな雰囲気をお持ちで
柔和な人、親しみやすい人、華やかな人
という印象を人に与えたい(接客業のかたとかね)
なんていう場合は、フレアスカートのほうがいい可能性もありますよね。
ただし、スカートの場合も基本の10着は
プリーツあり、フレアあり、タイトありなどとバラバラにせず、
なるべく「型」を絞ると組み合わせを考えるのが楽ですよ!
「服は一番上の皮膚」だから、
「本来の自分」×「見られたい自分」=「基本の服」
になるように、バランスとれるといいですよね。
服を選ぶってことは、体型もキャラも自己イメージも含め
自分を知り、自分を生かすってことなんですもん。
次に「花柄」についてです。
花柄を基本の10着にいれるとコーデが難しくなる、と書きましたが
「ワコが花柄ダメって言ってたし〜」と、
いきなり捨てたりしないでね。
花柄は基本の10着グループには入れませんが
とっておきの使い道があります。
花柄は、男性に大切に扱われたいときに着たい服。
パリのカフェでみかけたこちらのご婦人、
おそらく60歳は確実に過ぎていらっしゃると思うけど
なんという女っぷりのよさでしょ!
隣のムッシューと会話がなかったので、
多分ご主人だと思いますが(笑)
ちゃんとドアを開けてもらったり、
メニューを開いてもらったりして、
ゆうぜんとエスコートされてました。
このマダムは男性に大切に扱われる
3つの要素を身につけています。
それは、
1、花柄
2、バスト・ウェスト・ヒップ のめりはりがきれいに出たワンピース
3、ハイヒール
3つとも、「男性には着れないもの」でしょう?
女性だけにしか着れない服は、
男性の目には特別に映ります。
自分と違う生き物だから、大切にしなくちゃね、という
ナイト精神がムクムクと・・・?!
ふだんシンプルな服を着ている女性が
たまにこんな女性らしいワンピースを着たら、
ギャップ萌え効果もあるかもしれません。
決してお色気を振りまいたり、
媚びたりすることではないと思うのです。
女性が、空気がパッと華やぐドレスを着るのは
その場に対する心配りでもあるんじゃないかしら?
ご主人とディナーのシチュエーションで
奥様がこんな服であらわれたら、ご主人は
「自分との時間を大切に思ってくれてるんだな」
と思ってくれそう。
まあ、それでますますご主人がせっせと稼いでくれたら
あなたにとっても、お得な話だしね。(笑)
花柄は「クロゼットマップ」上では
「ドレス・冠婚葬祭グループ」という
基本の10着とは別グループで考えます。
その方法についてはまた次の機会に。
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