守備範囲が広い服、使いやすい服の条件とは

今年の大掃除、

コボちゃん(←うちの主人です)の活躍で

ぐいぐいはかどり、

窓ガラスもキッチンもピカピカで気持ちがいいです。


かあちゃんは、

食器類や調理器具などの日用品も、

たくさん買わずに、厳選して少しだけ持ちたい派。

それでも年の瀬に大掃除をすると

1度使っただけで忘れていた調味料やら

お菓子の材料やらが、わらわらと出て来ます。


ごく少量しか使わないのなら

瓶に入ったスパイスなんて買わずに

多少贅沢でも生のハーブを使えばよかったんだわ。

存在自体忘れられ、

戸棚のすみっこに押し込められていた食材をみて

ちょっと反省。

人間やっぱり、視界に入っているものしか

活用できないもののようです。


逆に、かあちゃんが使わない日はない!

くらい愛用しているのが、

ベタなんだけど、深めのフライパン。

炒め物はもちろん、煮物や蒸し物

1人分ならパスタまで茹でてしまいます。

1つで何役もこなし

これさえあればたいていの料理はつくれるんじゃないかな。


キッチンの整理と掃除をしながら感じたこと。

それは

「なあんだ、これ服と全く同じね」


出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176230945741/



思いつきで買ってすぐに存在を忘れてしまう服と

長くつきあい、いろいろな着方を工夫できる服。

その差は何なのかしら?と考えた時

たいてい「ベイシックできれいめ」

という条件があてはまる。

言い方を変えれば

「きれいにもくずしても着れる服」です。



かあちゃんにとってその代表選手はジャケット。

ジャケットって、正装にもなる格の高いアイテムでしょ。

ビジネスでも保護者会でも着ていける。

なのに下にTシャツを着たり

デニムを合わせたりすれば、

カジュアルにもなって

きれい 〜 カジュアルの守備範囲が

ものすごく広い服だと思うんです。


こういう服は、当然登場回数も多くなるし

ますますいろいろな着方を試してみたくなる。

まるで我が家のフライパンと同じです。



逆に、穴のあいたデニムは正装には決して着れない。

活躍の場はカジュアルに限られるわけで

そう考えると守備範囲はジャケットよりずっと狭いよね。

もし1本だけデニムを持つなら

穴あきより、濃紺のきれいめデニムのほうが

きっと使える場面は多いだろうな。

だからダメージデニムは、

思いつきで買った調味料みたいなものです。

かあちゃんにとって。



いずれにせよ

日用品にしろ、服にしろ

ものとじっくり向き合うことで

この1年間の自分の行動の棚卸にもなりますね。


年末の大掃除、めんどうだけど

先人の知恵は偉大だわ。



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ワコモナミ

16年間のアパレル勤務後、フラワーアレンジやブーケの押し花を制作する(有)モナミアンドケイを立ち上げ起業。「DRESS」で『デキる女の決断クロゼット』他コラムを連載中。https://p-dress.jp/keyword/key_2765

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