今日、表参道を歩いていたら
停車中のロケバスの中から
コイツがいきなり出てきて
かあちゃんめがけて突進してきました。
逃げるのも大人気ないので
その場に立ち止まったら、
かあちゃんをスルーして、
となりの20代と思われる2人の女子と
キャピキャピ握手し出したので
きっとコイツの中には、
中年男が入っているにちがいないわ。
このゆるキャラ?!は
「フェンディーモンスター」といって
「フェンディー」という高級メゾンで
最近、バッグチャームなどにデザインされている
やたら目つきの悪いキャラクターです。
出典:https://jp.pinterest.com/pin/287034176233286426/
どうしてあんなに大人っぽいバッグに
こんな馬鹿げたキャラクターをつけなきゃいけないのか
かあちゃん理解に苦しみます。
しかも!
バックチャーム1個で10万近くするんですって!
しかも!
ミンクの毛を使っていたりするんですって!
ミンクも浮かばれないわねえ。
愛くるしいぬいぐるみのダッフィーちゃんが可愛い
という女子の心理はわかるのですが
コイツが女子にウケる理由ってなんなのでしょう?
かあちゃんなりに大マジメに考えてみました。
ファッションって、
最初はどんなに新鮮に感じるものも
そのうち人に飽きられる宿命です。
最初は「ええ〜っ!?なんじゃこりゃ」と思っても
見慣れてくると、だんだん新鮮ではなくなってきます。
例えばミニスカートだって
最初に日本に入ってきたころは
「まあ、なんてはしたない。
パンツ見えちゃうじゃない」
と眉をひそめる方もたくさんいたと思うけど、
流行が一般に浸透してくると
「まあ、ありなんじゃない」
という空気に変わっていきます。
だから、流行を作る側は
お客様に飽きられないように
新しいことをやろうとして
人々がわざと「もやっ」と違和感を持つようなものを
次々と考えるわけですね。
例えば「ピコ太郎」とか、
最初「もやっ」としませんでした?
なんでリンゴとパイナップルにペンを突き立てるのか
理解不能。
でも、なぜだか気になってつい見ちゃう。
アレと同じ。
「ぬいぐるみは可愛いものだ」
と、みんなが思い込んでいる前提条件を
覆えされたので
女子は「もやっ」としながらも
新しさを感じているのではないでしょうか。
もし、かあちゃんのようなおばちゃんが
万一フェンディーモンスターを買い出したら
もうその時点でフェンディーモンスターは
そろそろみんなに「飽きられた」ってことです。(笑)
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