ファッションの源流を知ることは、あなたの仕事や生活に役に立つ

このとてつもなくド派手な

ウィンドウディスプレイは

今秋シーズン展開の「GUCCI」です。

あのさ、かあちゃん

コレクションで発表される最先端の服なんて

私にはなんの関係もないわよ

って思っていませんか？

ところが、そうでもないんですよ〜

という話を今日は書きます。

ファッションの流行には

盛り袖ブラウスやフリンジデニムといった

細かいディティールのトレンドと

もっと根本的に５年１０年の周期で変わる

大きな流行の流れとがあります。

そして大きな流行は、もう１〜２年前もから

世界中の専門機関が作り出しています。

グッチやバレンティノといったメゾンが発表する服は

流行の川の源流のようなもの。

GUCCIのウィンドウを見てわかるように

今から今後数年間の大きな流れは、

「装飾性・派手さ」です。

そうした流れを汲んで

川の下流である「ユニクロ」や「GU」でも

半年から１年後くらいに

ピンクの盛り袖や赤のフレアスーカートや

フリフリフリンジデニム、刺繍といった

派手で装飾的なものを売るようになるわけです。

そしてファッションの大きな流行は

しばらくすると

インテリアや商品パッケージデザイン

広告用グラフィックなど

世の中のデザインにも影響を与えるようになります。

例えば４〜５年前から昨年までは

「ノームコア」という

機能性優先のシンプルで地味な

ファッションが主流でした。

その傾向はじわじわと色々なジャンルに広がり

無印良品やモノトーンインテリア

シンプルライフ、断捨離

などが流行るわけです。

なんでそうなるかというと

人間は「慣れる」生き物だから、

ではないかと思います。

今はGUCCIを見ると

「おいおい、そんなに派手なのありえないでしょ？」

とびっくりしちゃうけど

そのうち慣れます（笑）

慣れたころに

こんな派手な家具やクッションを見ても

なんかありかも？と思えてくる。

ということで、

ファッションの流れは

ブログのデザインとか、

お花のテイストとか

回り回っていろいろなジャンルに影響を与えるので

きっと、あなたのお仕事や生活にも関係してくる。

ですからその方向性をわかっていると損はないですよ、

というお話でした。

そういうの、どこで見られるの？

いきなりGUCCIの直営に行って

ドアマンにドア開けてもらうの

ビビるんですけど・・という方には

こちらをお勧めします。

「ドーバーストリートマーケットギンザ」

１階のウィンドウディスプレイ。

（お店に入らなくても、外の道から見れますので）

今のりにのっているGUCCIのクリエイティブディレクター

アレッサンドロ・ミケーレ氏が

Doverのためにセレクトしたスペシャルラインだそうです。

（このアレクサンドロさんが

ノームコアやミニマリズムといったムードを一気に変え、

新時代を作った人と言われています）

来月６日までは、このディスプレイだそうなので

もし銀座に行かれることがあれば

ぜひ覗いてみてください。

大阪のおばちゃんが地味に見えるくらいの

インパクトですから！

洋服の美術館を散歩してみませんか？

↑こちらにも以前Doverのことを書きました。

かあちゃんのような庶民にも手が出る

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