手持ちのカーキのカーゴパンツが古くなってきたので
そろそろ買いかえようとお店を回ったけど
どこにも売っていません。
カーゴ=貨物船のことなので
貨物船で作業する人のための作業用ズボンです。
分厚い丈夫なコットン製で
膝横に大きいポケットがついているパンツですね。
イマドキは「ベイカーパンツ」という
類似品?!が流行っているらしく
似たようなカーキパンツではあるけど
ポケット位置もシルエットも違います。
↑ShinzoneさんHPよりお借りしました。
こんな女らしいシルエットじゃないんだけどな〜。
そして、今世の中で売られているカーキ色のパンツは
全部このタイプになっていました。
試しに「ベーカーパンツ」で検索してみてください。
ベイクルーズもユナイテッドアローズも全部これ。
というか、ブランドのタグが違うだけ。
商品みな一緒で、見分けがつきません。
ZARAのほうが、よほど個性的だわ。
昨日の記事で
世の中で売ってるデニムはみな同じになっちゃった!
と書きましたが、
「カーゴパンツよ!おまえもか?!」
なんだかげっそりして、買うのをやめました。
そのうちアメ横に探しに行きます。
どうして、こんな現象が起きているのかは
上の本に書いてあります。
一言で言えば、アパレルが
自分たちでものづくりをするのを放棄して
売れ筋商品を簡単にOEMメーカーに作らせて
大量生産・大量供給してるからです。
どこも同じ商品を作っていたら
「ベイカーパンツ 最安値」って検索されて
同じ品質なら少しでも安いものが買われるのは
当たり前なのに。
なんだか今日はグチになってしまった。。。
上の本の最後に
時間と手間をかけて商品を作る数少ないメーカーの話や
大量生産の真逆をいくハンドメイドのことなどが
書かれていますが、
かあちゃんも、これからのファッションのキーワードは
「1点もの」
「丁寧なものづくり」
「カスタマイズ」
ではないかと思います。
あなたのクロゼットの中に
世界に1点しかない服
作り手の熱意が伝わるような手の込んだ服、
もしあったら、ぜひ大切に持っていてください。
たぶん近い将来、
そうしたオリジナルピースが
ますます求められる
世の中になっていくと思います。
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