6月も中盤となり、そろそろ
「ポイントに応じて一般セール前に
ご優待価格で買えますよ!」というDMが、
ブランドから届くようになりました。
そこで今日はセールについて書いてみたいと思います。
「アウトレット」のお店って、
ファミリーセールの会場よりも
商品が揃っていて、
なんとなく見やすいじゃないですか?
「アウトレット」イコール
アパレルが泣く泣く売価を下げての在庫処分
というイメージがありますが
実はそうでもないのよね。
実はアウトレットの商品は
もともとアウトレット用に商品が作られているんです。
↑ ここ、テストに出ます!!
残反(たくさん残っちゃった布などの原材料)を使い
そこそこ売れた商品のパターンを流用して
低い原価率でわざわざ商品を作っているケースがほとんどです。
もちろん中には本当に
普通の店で売れ残った商品もありますよ。
でも仮にそればっかりだったら
万一商品がプロパーで売れまくったとき
アウトレットで売る商品がなくなっちゃうでしょ?
一般店頭の売れ残りか
もともとアウトッレット用に作られた商品かは
簡単に見分けることができます。
ずばり「値札」を見てください。
セールで良く見かけるお値下げ商品は
こんなふうに売価変更したあとがあります。
ところが
もともとアウトレット用に作られた商品は
値札がまっさらなままです。
↑ここも小テストに出ます。
小売に携わっているかたはよくご存知だと思いますが
「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)
という法律がありまして、
たとえば、
「通常価格21,000円、割引率50%OFF、販売価格10,500円」
と値札に表示して商品を販売している場合、
その商品を以前に本当に21,000円で販売した実績がなければ、
「実際よりも著しく有利な取引条件であると誤認させる表示」
として「二重価格表示」とみなされちゃうんですね。
だから「アウトレット」イコール
「売れ残った商品がお得な値段で買えるお店」
というのは間違いです。
「同じブランドの名前の商品で
原価率の低いものを
そこそこお安く買える店」
という表現が、近いのではないでしょうか。
私、別にそれでいいのよ。
という考えも、もちろんありです。
かあちゃん別にアウトレットで買うのが悪だ
と言いたいわけではありません。
それぞれの特性を知って
自分にあったお買い物をしましょう、
ということですね。
あー、こんな暴露話書いちゃって
かあちゃん、業界の人に刺されたらどうしましょう。(大汗)
ブログの読者のみなさん、
骨は拾ってちょうだいな。
明日は、「ファミリーセール」について書きます。
冬のセールのときにこんな記事も書きました。
よろしければこちらもあわせてどうぞ。
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