「熟年離婚」の増加ととともに、
熟年向けの婚活サービスが急増しているそうですね。
結婚相談所で効率良く相手をみつけ
資産を狙って結婚サギを働くのが「後妻業」だそうで、
映画「後妻業の女」で、狙った男性をイチコロで仕留めるのが
大竹しのぶさん演じる、「後妻業のエース」武内小夜子。
王道ど真ん中な婚活モテファッションの見せ方に、
「このスタイリスト、上手いなあ〜!」と
感心してしまいました。
そのポイントをまとめると
「1、ウェストマーク 2、コンサバ 3、多色使い」
の3つだと思います。
まずはじめに「ウェストマーク」。
劇中に何度も「熟年婚活パーティー」のシーンが出てくるのですが
小夜子がいつも着ているのは、ウェストがキュッと締まったワンピースです。
ちょうど1950年代の映画、
オードリーヘップバーン主演の「パリの恋人」などに見られるような
ウェストはより細く、バストとヒップはより豊かに見える、
フィットアンドフレアのAラインシルエット。
アメリカの進化心理学者テファンドラ・シン博士によると
男性が最も本能的に惹かれるのは女性の「ウェスト」で
ウェストとヒップは7:10が黄金比率だそう。
この数値は、健全な子供を出産する確率が高い女性の体格と一致し、
男性は女性を選ぶとき、顔や胸より「健康な子供が産めそう」という
生殖本能が無意識に働くらしいです。
「熟年」という、子作りとは縁のない世代の男性も
それは変わらないということが、
もはやおばあちゃんに近い年齢の、小夜子のモテぶりから見て取れます。
太っていて体の線が出るから、
ウェストマークはイヤ、という声も良く聞きますが、それは逆!
ウエストをキュッとしぼることで、豊かなバストが強調されて
女性らしさが際立つからです。
大竹しのぶさんくらい、全身にうっすら脂がのり
丸みをおびた体つきの女性のほうが、むしろ効果的。
私のように寸胴貧乳体型の人からみると、うらやましい限りです。
次に「コンサバ」について。
モテファッションというと、
胸元が大きく開いているとか露出が多いファッション
を思い浮かべる方もいると思いますが、
「コンサバ」はむしろいかに「隠す」かがポイントです。
ノースリーブで腕を出すなら、スカート丈は長く、
胸元が大きくあいているドレスには手袋をする、などです。
男性は、女性の全裸より下着姿の方が燃える、って言いません?
一部を隠すことで「もっと見たい」という気持ちをあおるのですね。
また、モードの最先端ではなく、
少々野暮ったく感じるコンサバのほうが
堅実に家庭を守ってくれそうで、結婚対象としては印象が良くなりそう。
夫の不倫騒動に対応していた三田寛子さんのファッション、完璧でした。
最後に「多色使い」です。
花がなぜあんなにカラフルで美しい色をしているかというと
花粉を運ぶ虫に、上空高い場所から見つけてもらうためなんです。
生物が受ける視覚刺激は、虫も動物も人間もそう変わらず
男性も、明るく華やか(ただし下品ではない)な色に
好感を持ち、なんとなく引き寄せられてしまうものなのです。
どこにバストやウェストがあるかわからないユルい服を着ている方
いつも白黒のモノトーンでクールにキメている方
もし婚活中なら、間違いなく損していると思います。
また、女性には人気があるのに
なぜか男性とは仕事がうまくいかないという方は
こうしたポイント1つでも取り入れてみると
コミュニケーションがスムーズに運ぶこともあるはず。
それは、「媚びる」とか「色気を振りまく」とは全く違うことです。
「婚活服のお手本は、後妻業の女と50年代ファッション」
今日のまとめでした!
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