雑誌にのらない、奥自由が丘の魅力

↑フリップブック原画「quantum hop/一大飛躍」より

渋谷の東急文化村より松涛方面が「奥しぶ」

なので自由が丘の先、奥沢や九品仏は

「奥自由が丘」という感じかしら。

紅葉シーズン本番なので、今日はローカル色豊かに

お散歩道をご紹介します。

こののどかな風景は、

「九品仏」（くおんぶつ）の浄真寺（じょうしんじ）の境内です。

このお寺に９体の阿弥陀如来像が安置されているので

通称、九品仏といいます。

ちゃ〜らら　ちゃ〜らら　ちゃらららら〜♫

とJR東海のCMが流れてきそうな風景ですが

ここは東京都世田谷区奥沢。

自由が丘から東急大井町線で一駅。

知る人ぞ知る紅葉の名所なんです。

ちょうど緑から黄色、赤と

木々が豊かなグラデーションになっていて

この自然の色彩には、

どんなアーティストもかないませんね。

かあちゃんは、幼稚園までこの地で育ったのですが

古いアルバムの中の風景と、全然変わっていません。

九品仏の駅も。

今どきこんな、道路からすぐホームに行ける駅は珍しいかもね。

駅のホームは、昔の4両編成分の長さしかないので

この駅では、二子玉川駅に向かって先頭の１車両だけ

ドアがあきません。実にのどかです。（笑）

等々力方面に向かって歩くと、緑道付近に

なんとも可愛らしいお店がぽつぽつと。

Eckepunkt エッケプンクト　といいます。

とりとめもなく（失礼！）

いろいろなクラフトを扱う雑貨屋さんです。

これ、古いシャツの袖口を使ったティッシュカバー！

古着で１点１点作っているので、

同じものがないのだそうです。

服好きな友達へのプレゼントにしようかな。

その向かい側がパン屋さんの「穂の香」

お客さんが３人入ると、

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車みたいになる

小さなお店なのですが、

ドイツパンが絶品で、地元のお客さんでいつもいっぱいです。

そのまたそばに「Au Praxinoscope 」

世界のアニメーションを専門に扱うという珍しい店です。

カナダ、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、エストニア

などでリリースされている

世界の優れたアニメーションを収録したDVDがたくさん売られています。

かなりレアな分野。

家にひきこもってかたっぱしから見てみたいわ。

店内のギャラリーで

ジャン・ヴァンサン・セナックさんの

フリップブック原画展をやっていました。

フリップブックって、

こんなパラパラマンガみたいなもの。

ネコのお習字、癒されます。

金曜日と土曜日の１３時〜１９時までしかやっていないのだけど

個人コレクターの小さな美術館を見てる気分が味わえますよ。