クロゼット向上委員会、今回は
新幹線で東京から約3時間ほどの都市に遠征してきました!
『服はいっぱいあります。
お下がりで高級な服がたくさん。捨てられません。
お直ししてでも着たいんです。
でも沢山持っていても、なんかカッコよくないんです。
服で部屋がいっぱいで、片付けもできず、クローゼットだけがあふれてます。
かあちゃんがきてくれるなら、交通費出します。
よろしくお願いします。』
かあちゃん、こんな熱烈メールをいただきました。
こりゃ行くでしょ!行くしかないでしょ!
《お悩みの内容》ーーーーーーーーーーーーーーー
■ご相談者 Kさん
■アラフォー、高度専門職のキャリアウーマン。
人前で講義などをする仕事柄、
これまでは、きちんと見られたい、
信頼される人に見られたいと思ってきました。
スーツ、ジャケットスタイルが中心で、
最近自分のファッションが堅苦しいものに思えます。
今後は、仕事上、信頼される雰囲気は保ちつつ
女性らしさを出し、年相応に若々しく見える着こなしをしたい。
そして、カジュアルも上手に着こなせるようになりたいです。
高級な洋服をいただくことが多いのですが、
どう着ていいのかわからないので
捨てずに上手に活かす方法も知りたいです。
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今日はまず、クロゼットのビフォー画像から。
(Kさん、撮影にご協力いただきありがとうございます)
この収納、ほんとうによくありがちな
「4大NGポイント」がてんこもりです。
みなさんわかりますか?
①服がぎゅうぎゅうにつまりすぎ
高級店のハンガーラックにかけられた服は、
ハンガーとハンガーの間にかなりの隙間がありますね。
高額商品を扱う店ほど、
ゆったりした空間に、ぽつんぽつんと服がディスプレイされていて
それが高級感を高める効果を出すんです。
Forever21やH&M、
またはファミリーセールの会場を思い出してみてね。
1本のハンガーラックに、ぎゅーぎゅーに服がかかっていて
ちょっと取り出しにくく、また戻しにくくないですか?
それだけで
「いろいろな服を着てみよう」
「別のコーディネートを考えてみよう」
という気が失せるでしょ?
だから、ぎゅうぎゅうに詰め込んだらダメなんです。
②ハンガーが不揃い
これもハンガーラックから服を取り出しにくくする原因です。
ハンガーの肩の厚みや、ハンガーの幅がバラバラだと
ハンガー同士でひっかかってしまったりして
服が見づらく取り出しにくくなるし
服の型崩れの原因にもなってしまいます。
③クリーニングの袋や、お店でくれるスーツカバーに入れっぱなし
ほこりがかかるから・・と袋にいれっぱなしにしてませんか?
かさばって取り出しにくいし
揮発性クリーニング剤が、ビニール内にこもって
服がいたむよ〜。
必ず袋から出してね。
ほこりが気になるようなら、ハンガーラックの上から
大きく薄い布を、ばさっとかけるのがいいと思います。
④服の並びかたがバラバラ
冬物夏物、トップスボトムス、すべてが混ざり
法則性なくハンガーにかかっていると
探すのたいへんだよね。
あれどこだっけ?って探している時間が増えると
まあこれでいいか、と
毎回変化のない服選びになってしまいがち。
とりだしやすくコーディネートしやすい服の並べ方の基本
それは、
(1)年間通じて着れるスリーシーズンもの・冬物・夏物の場所を完全にわける
(2)「基本」「控え」「カジュアル」のグループごとにかたまりにする
(3)かたまりの中で、アイテムごと、色ごとに並べる
↓
(3)についてですが、
パンツはパンツ、ジャケットはジャケット、コートはコートでかたまりに。
できれば、左が丈の短いもの、右にいくにしたがい長いもの、
そして、同じアイテムの中でも
白っぽいものを左、右に行くにしたがい黒っぽいものを。
こうすると、格段に服が見やすく選びやすくなります。
お店でも、だいたいこんな並べ方してるよ。
よかったらみなさんのクロゼット
ちょっとチェックしてみてね〜。
明日は、いよいよ「クロゼットマップの法則」を使い
このクロゼットが、劇的に変わる現場を、
そして何よりKさんが劇的に変わった様子を
ご紹介します。
クロゼットマップのメソッドを使ったあと
Kさんと一緒にショッピングに行ったら、
さっそくお店の人に
「いやあ〜お客さま、オシャレですねえ!」なんて
褒められたんだよ〜!!
ふふふっ。
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