「まず断捨離」から始めても、おしゃれにはなれません！

「クロゼット向上委員会」Kさんの続きです。

昨日の記事はこちら→クロゼットの４大NGを修正するだけで、おしゃれ力は必ず上がる

《お悩みの内容》ーーーーーーーーーーーーーーー

 ■ご相談者　Kさん ■アラフォー、高度専門職のキャリアウーマン。 

 人前で講義などをする仕事柄、 これまではきちんと見られたい、 信頼される人に見られたいと思ってきました。 スーツ、ジャケットスタイルが中心で、 最近自分のファッションが堅苦しいものに思えます。 今後は仕事上、信頼される雰囲気は保ちつつ 女性らしさを出し、年相応に若々しく見える着こなしをしたい。 そして、カジュアルも上手に着こなせるようになりたいです。 高級な洋服をいただくことが多いのですが、 どう着ていいのかわからないので 捨てずに上手に活かす方法も知りたいです。

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かあちゃんの「クロゼット向上メソッド」は、

どんなに服が多いかたでも少ないかたでも

「クロゼットの服を全部出して服の型ごとに分類する」です。

はいっ！どんどん出して、床の上で分類していきますよ〜。

２部屋分の床を全部使って、同じ型の洋服で分類します。

すごい量だ〜！

「この洋服の中で、いつも仕事に出かける時の代表的な組み合わせは？」

と聞いたら、Kさん、こんな組みあわせを選んでくれました。

なるほど。

シンプルで機能的なきちんとしたお仕事スタイル。

テーラードジャケットとパリッとした白いシャツ、

紺のスーツに、黒のタートルネック。

これ見ただけで、

「ああ、Kさんこれまでお仕事がんばってきたんだなあ」

と感じます。

メンズ服のような堅い着こなし、

確かにとても信頼されそうですが

もう少し、女性らしい柔らかさが欲しいところです。

分類すると、いつも着るグレイのパンツは１３本もありました。

Yシャツに近いブラウスも、１１枚。

逆に、

「こんなにたくさん持ってるのに、外には一度も着ていったことがない」（！）

とKさんが言ったのが、こちらの華やか系ブラウスたち。

高価なブランドの柄物や、

手の込んだ装飾がほどこされたブラウスは、

すべて、服好きのお友達からのいただきものなのだそう。

「どうして着ないんですか？」

「着たいんだけど、よそ行きっぽくてどう着ていいかわからないんです」

「そんなことないない、ぜんぜんない！

いつもの白いシャツを、

女性らしいプリントとろみブラウスに変えたら・・

リクルートっぽさが消えて

ヨーロッパのキャリアみたいじゃないですか？」

さきほどKさんが選んだ組み合わせの

インナーだけを変えて着てもらいました。

仕事のときはあまりつけないとおっしゃる

ゴールドのピアスとブローチもプラス。

「うわっ！ぜんぜん違う、女性らしいです！」

ですよね、ですよね。

さて、ボトムスは

Kさんご自身が一番落ち着くし

なんたって、１３本も持っているのだから、

一番、Kさんの体型やライフスタイルに合っているのは

グレイのストレートパンツであることには間違いないです。

ですので、

グレイのストレートパンツを「基本」グループに

そして、膝丈スカートを「控え」グループにすることに決定！

まず、これだけを、クロゼットに戻してあげます。

次にトップス。

印象が硬くなるシャツを、思い切って封印！！

さきほどの柄物、または無地のとろみエレガント系ブラウスを

「基本」のトップスすることにしました。

柄物は主張が強く、似合う似合わないもありますので

１枚１枚顔にあてて、顔映りをチェックし

若々しく肌がきれいに見えるものだけを慎重にピックアップ。

そしてジャケットとコートをクロゼットに戻し

全体はこんな感じになりました。

シャツは、⑤のカゴのなかにいれて、いったん封印！

どうしてもシャツが着たくなったら、この箱から出して

そのシャツだけをクロゼットに戻すようにお伝えしました。

スカーフやストールでさらに色を足すとさらに顔周りが華やか。

「使いたいと思いつつ、今まで使えてなかったんですよ〜」

とKさんおっしゃるので

クロゼットの足元のカゴ　⑥番　にど〜んと

スカーフアクセサリー特設コーナーを設けて

服を着た後、試しやすいようにしました。

どうですか？

昨日の画像と見比べると、一目瞭然。

ハンガーも統一し、よぶんなカバー類は外しました。

ぎゅーぎゅーで、法則性なく並んでいるクロゼットが

お店のように、見やすくなりましたよね。

↓Before

↓After

Kさんからいただいた、

嬉しいご感想を一部抜粋してご紹介します。

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かあ〜ちゃん！ありがとうね！ 

服がありがとう！って言ってます。

服が生き生き輝きだしました。 

かあ〜ちゃんの魔法のおかげで、私の服達が、

 私を着て〜！ 私を着て〜！って声が聞こえてきました。

幼稚園の時に、みていた。コメットさんのようです。 

子供の頃、いつも私にもコメットさん、来ないかなあ〜って！思ってたのが、

大人になってコメットさんに会えるなんて、感動です。 

 ほんとうにありがとうございました。 

これからも、女性の困ったことを ミランダ母ちゃんの魔法で、解決してあげて下さい。

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身にあまるおことば、ありがとです！

ミニスカートはけない年齢のコメットさんだけど

私こそ、喜んでもらえて励みになりました。

さて、ここまでで、

「断捨離」したものは、１枚もないんですよ。

全部出して、分類して、基本と控えを何にするかを絞り込む。

絞り込んだ服は、型が同じなので、

どのトップスとボトムスを組み合わせてもOKなようになってます。

そして、絞り込んだ服だけが取り出しやすいようにし

他は、いったん取り出しにくくしてしまう。

結果、いつも着たい服だけが快適に取り出せ

基本の組み合わせが出来上がっているので

アクセサリーや靴や小物などで、変化をつけてみようかな、

という余裕が生まれてきます。

だから！

必要なのは「断捨離」じゃないのよ〜。

いくら服を買っても、捨てても、

自分の「軸服」がなにかを分析できていなければ

おなじスパイラルに陥るからね。

そこから抜け出すためには、

断捨離本と３６５日コーデ本からいったん離れてみること

そして、自分の服としっかり向き合ってみること。

それが、あなたらしいスタイルに手が届く

一番の近道になると思います！