みなさんは服を、どんなポイントで選びますか?
「デザインと色」
そう答える人が多いんじゃないかな。
半世紀も生きてきて、
かあちゃん、それは間違いだと気づきました。
マダムの年齢になったら、優先させるべきは
「デザインと色」より、「バランス」です!!!
そのことに気づいたある出来事について
今日はお話しします。
このコート、2年前に「Barneys New York」で買いました。
素材はカシミヤ、
イタリアの「ロロピアーナ」という
メンズのテーラーで有名なメーカーのもので
きれいなブルーと、かっちりしたトレンチ型が
ものすごく気に入り
セールの時期まで待って(それでもけっこう高かった)
手に入れたもの。
ところが、なぜだかあまり着る機会がなく
コートをしまう時期になるといつも
「ああ、今年もあんまり着てあげられなかった。
なんでだろう?」と思っていました。
今シーズン、クロゼットマップを作ってみて
ようやくその原因をつきとめたぞ!
好きなのに着ない理由は、
かあちゃんのワードローブ構成にありました。
+++
とにかく自分の体型にあっていて、
最もスタイルよく見えるボトムスの形を中心に
すべてのワードローブ構成を考える、
というのがかあちゃんの持論です。
その理由は
・大人世代になると、どんなボトムスでも似合うわけではないから
・いろんなボトムスを持ってしまうと、組み合わせが複雑になって
失敗コーデの日ができやすいから
・結果、自分のスタイルが確立できないから
結果、かあちゃんのボトムスは
ストレートパンツとワイドパンツの
2種類の形を中心に構成しています。
(スカートはロングタイト)
!!!
という自分のクロゼットマップを見直して
ようやく気づきました。
このブルーのコート、
ひざ丈で少しAラインに広がっています。
ってことは、
ストレートパンツには合うけど
ワイドパンツやロングタイトに合わせると
超絶おかしなバランスになっちゃうのよ〜。
恥をしのんで、着画をアップ。
「・・・奥さん、どらえもんですか?」
真冬の今の時期、
妙なコート丈と妙なボトムス丈で、
妙なバランスになっちゃってるおばさん、いますよね?
って、かあちゃんだよ!それ!
ハッキリ言うと、コートから出ているボトムスの分量が
ダサすぎるパターン。
これ、自分が持っているボトムスとのバランスを考えずに
コートを選んでしまったために起きるわけです。
かあちゃんが持っているボトムスに合うのは
ふくらはぎより下の長い丈で
途中で広がらずに、ストンとまっすぐ下に落ちる形。
どおりで、このグレイとキャメルの2枚のコートが、
登場回数多いはずです。
どらえもんコート
ロロピアーナのブルーのコートが活かせるのは
ひざ丈のタイトスカートかストレートパンツが
ボトムスの軸になっている人でした。
クロゼットマップ、
自分で作っておいていうのもなんだけど
様々な矛盾がわかり、問題が解決します。
というわけで、ブルーのコートは今年でお別れ。
気がかわらないうちに、と、
さっきヴィンテージショップに持っていきました。
生かしてあげられなくてごめんね〜。
だれか、使ってくださる方がいるといいのだけれど。
そして、この丈のコートは
かあちゃん2度と買いません!
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