誰でも色の感覚が磨けるかんたんな方法

出典:https://www.pinterest.jp/pin/287034176233890038/


2017秋シーズンの「VALENTINO」です。

中間色のトーンオントーンの配色が

すばらしく素敵で印象的でした。



「私って色のセンスがないんです」

というかたがたまにいらっしゃるのですが

色の感覚を磨くのに

すごくかんたんな方法があります。


「明度や彩度は理屈ではわかるよ。

でも実際、服の色を見分るのって難しい」

と思う方は多いように思うのですが、

そんなかたにはぜひ試していただきたい方法です。





ところで色の感覚というのは、

人によって、とても個人差があるようです。


かあちゃんは、ファッションと並行して

花と押し花の仕事をしているのですが

押し花は着彩の仕方で、

技術レベルがはっきりとわかります。

(着彩は押し花にしたままだと

色が褪せてくるため、ほどこすものです)



生徒さんの中にも

最初から色の感覚が優れているかたと

色の違いがあまりわからないかたとがいるのですが

あまりわからない人も、訓練するうちに

必ず色の微差を見分けられるようになる

ということを、この10数年の経験で学びました。



どうするかというと・・

「頭の中で絵の具を混ぜる」

です。


例えば、↓こんな感じの色の服があったとしますよね。

図工の時間に使った12色くらいの

絵の具のチューブの色を思い浮かべてみてね。

あの中に下の色はないはずです。

そうしたら絵の具のチューブの色(原色)に

どんな色を混ぜたら、この色になるだろう?

って考えます。

t

例えば一番左はじのピンク。

絵の具のチューブの赤と白をまぜてピンクを作っても

この色になりません。

(もっといちごミルクのような可愛い色になります)

で、何を足したらいいかというと「グレイ」です。

つまりほんの少量「黒」を加えると

こういったいわゆるペールトーンの

パステルになるわけですね。



上のように同類のカラーパレットの色同士は

とても相性がいいので、

服のコーディネートでも

もちろん合います。



同じベージュだから同系色コーデができると思ったら

微妙にダサい。。。

というのは、おそらく

グレイが強いベージュとと

イエローが強いベージュと

赤みが強いベージュとを一いっしょくた、

・・・みたいなことになってるかもしれません。


これ、頭の中で想像できるので

微妙な色の服を見たら

絵の具を頭の中で混ぜて

イメージしてみるだけなので

どなたでもかんたんにできます。

もし色に苦手意識があるかたがいたら

ぜひお試しになってみてください。




ところで、Webでよく使うHTMLカラーは

白は#FFFFFF のように

すべての色を

「#」の記号と6つの文字や数字で色を表すものですが

先日Webに強い男性と話をしていたら

色をすべて

数字とアルファベットで言い表していました。

ひょっとして男性には、

このほうが理解しやすいのかしら??



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ワコモナミ

16年間のアパレル勤務後、フラワーアレンジやブーケの押し花を制作する(有)モナミアンドケイを立ち上げ起業。「DRESS」で『デキる女の決断クロゼット』他コラムを連載中。https://p-dress.jp/keyword/key_2765

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