「しょせんはイージーに作られた安物」というファストファッションのイメージが変わる服

ついにここまで・・!と

かあちゃん、うなってしまいました。

H&Mの「CONSCIOUS EXCLUSIVE」ライン。


H&M、ファストファッションというと

「安モノ、素材悪い、パターンいいかげん、デザイン安直」

っていうネガティブなイメージを持っているかたも

まだそうとういらっしゃると思いますが

一度、これ見てみてください。


かあちゃんの撮影が

手ぶれしているわけじゃないのよ(笑)

「パターンシルクワンピース」¥13,999

素材はリネンとシルク。

まるで、絵筆でさらさら描いたみたいなプリント柄です。




「ボンデッドシルクスカート」 ¥9,999

こちらはシルク・ビスコース。

これ、3.1 PHILLIP LIM(スリーワンフィリップリム)みたい。

(↑ バーニーズや高級セレクトショップで扱ってる

お高いブランドです)

一瞬「着てみたい」って思ったけど

もう渋谷店には40サイズしか残っていませんでした。



ご覧のとおり、どこにでもあるような

テキスタイルデザインではないですよね。

それに、ワンピースやスカートの同じ場所に

このプリント柄を出そうと思ったら

けっこう贅沢に布地を使わなくてはいけません。



だから、安いブランドはふつうこんなことやらない

・・・という認識はふっとびました!

いやもう、H&Mすごすぎます。

この値段で、このデザインとクオリティー。

こんなことやられちゃったら

弱小国産ブランドはどうすりゃいいんでしょう?

(大きなお世話だけど心配になる)




下の服は、

ジャガード織りの凹凸感がリッチだし

その素敵な生地を、

何箇所も別の生地に切り替えているせいで

ドレスがさらに立体的になっています。

昨日お話しした「平坦なのっぺり素材」

とは大違いですよね?



ちょっとだけ

あなたがこの服を作ってるところを

想像してみてみてね。

なんのひっかかりもないコットンの無地の布地を1種類

だ〜っとミシンがけするだけなら

なんかできそうじゃない?

でも、この服作るとしたら

いかにも面倒くさそうだな、って想像つきますよね。



下のジャケットは

装飾的なステッチと

ジャガード織りの上から手の込んだアップリケ刺繍。

思わずアップで撮ってしまいました。



かあちゃんの写真より

モデルさんが着て動いている動画のほうが

よさが伝わると思うので

よかったら、こちらをどうぞ、↓

H&Mの「CONSCIOUS EXCLUSIVE」



波打つフリルや、キラキラしたスパンコール、

今年らしさ満点です。

実際これ着てパーティーに出かけるかどうかは別として

たまには、アートを見るような気分で

眺めてお楽しみください。


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ワコモナミ

16年間のアパレル勤務後、フラワーアレンジやブーケの押し花を制作する(有)モナミアンドケイを立ち上げ起業。「DRESS」で『デキる女の決断クロゼット』他コラムを連載中。https://p-dress.jp/keyword/key_2765

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